ボゥ~鉄
写真を整理しながら感じるのは、SLブームの頃に何キロもの機材を担いで、雪をかき分けたり急斜面を登ったりの強行軍は、ある種の熱にうなされてる状態だったんかなぁ、という事です。後にも先にも人生の中でアノ時期の行動力が突出してるんですよね。ただその頃でさえ本質的なグータラさも垣間見れるわけで、それが前にアップした倶知安や今回の宮崎大淀川のような、あっちこっちを飛び回る撮影予定をすっ飛ばして、日がな一日ボゥッとしてる事があったりするわけです。
この時も夏の九州の暑さに電池が切れてしまったのか、大淀川沿いのフェニックス並木の下のベンチに寝転んでは、時おり鉄橋を渡ってくる列車の音に気づいてカメラを構えるという、ダラダラしたとても撮り鉄とはいえないボゥ~鉄三昧でした。しかしやってくる列車は蒸機、電機、気動車などなどバラエティに富んでいてまったく飽きませんでしたね。ま、写真として見るとしょうもないのばっかりなんですが・・
しかしこんな下流で川幅の広い大淀川でさえ、先日の豪雨では水嵩が危険水域を突破して氾濫してしまったんですよね。人間の想像力なんぞ自然は軽く上回ってしまうという事なんでしょうね。